魔法使いの絵師と弟子
2回目の下地塗りが終わって、いよいよ真っ白なキャンバスにしろひげ先生が事前に店舗の方々と打ち合わせをして描いてきた下書きが転写されます。
この日の前に、絵師たちがやり取りしている連絡グループに、先生から画像が上がるのですが、私はこれを見るのが大好き!
先生のちゃんとした建築パース技術の風景の中に、お店のスタッフや、お客さんが時には動物になっちゃってワイワイ楽しそうにしているのです。ユーモアたっぷり。
この原画が描かれていく一連の様子を先生が動画で見せてくれたことがあるのですが、実は先生、デジタルで描いているんです。それまで、スケッチブックにサラサラと描く先生しか見たことなかったので、てっきりアナログで描いているんだと思い込んでいました。ビックリです。
その動画の中で、どんどん部屋が組み立てられ、人間や動物が入って『世界』ができていく様子は、まるで魔法みたいでしたよ。
ああ。スマホやパソコンを使いこなし動画を作成し世界を作り上げて、メタバースの話をしている先生は、本当に魔法使いかも、、、。私は、シャッタープロジェクトの前に、フリーマガジンを作る過程で先生から、デザインの細かな事や、パソコンの使い方まで教えていただいた期間があります。魔法つかいの弟子、を名乗ってもいいかしらん。
だって、先生が、フリーマガジンの紙面でも、シャッターでも、途中途中の確認や完成の時に、作品を前にして、見つめて、「よしっ」っていうその時。作品を引いて見ているのか、入り込んでいるのかわからない不思議なあの瞬間に、使っているのは本当に魔法だと、確信しています。
見た方も、楽しい作品を前にしたら、それを感じちゃいますよ。そんなシャッターが秦野に10もあるなんて、楽しい街だと思います。
さて、シャッターに下絵を転写する日は、ちょっと賑やかです。
シャッタープロジェクトの仕掛け人、コヒさんが登場してプロジェクターでシャッターに原画を投射。それを先生と何人かの絵師がマジックでなぞっていきます。
私が見学に行った日は渋沢のSaron de Rikaさん。
マジックを握っているみんなとは離れて、プロジェクターの調節係のコヒさん。なぜかバーベルを持ってきていて、上げ下げしていました。みなせマラソンに出場するため、一刻も早くボディを軽量化させたい必死さが伝わってきました。
こんな風に、ついに下準備が終わり、いよいよ色です。
しろひげ先生の水彩画しか見たことのなかった私は、これからも驚くことの連続になります。
シャッタープロジェクトはだの後、一週間となります。ブログも追っかけで書いていきたいと思っています。
もうしばらくのお付き合いを!
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